Monday, January 22, 2007

ハウ・キャナイ・ヘルプ?

著者・・・ラム・ダス+P・ゴーマン
出版社・・・平河出版社

 「どうやったら助けられるだろう?」
友人、職場の同僚、家族、患者、クライアント等自分と関わる人々が苦しんでいるとき、そう思ったことはないだろうか?

 私は重度重複障害の方を介助する仕事をしはじめたとき、すぐにこちらの無力を思い知らされた。リハビリもマッサージも彼や彼女の状態を良くする事はできない。発作、誤嚥、急な発熱は頻発し彼らを苦しめる。
 最初のうちは何とか少しでも良くしたいと思うのだが、そのうちにだんだんわかってきたことは、「自分の力で良くしたいなどと思ってもだめだ。もし状態がよくなったとしてもそれは彼らや彼らに関わるすべての人のおかげなのだ。私もその一部として、どんなに自分のやることに効果がないように思えてもやり続けていこう。彼らを取り巻く場のエネルギーが落ちないように自分の状態に気をつけていこう」
ということだった。

 この本は、人の苦しみを自分のことのように感じ、助けられず苦しみ、精一杯がんばって燃え尽きそうになっている人たちにまっさきに読んでほしいと思う。
 「ビー・ヒア・ナウ」の著者として有名なラム・ダスとその仲間が心温まる豊富な事例、たくさんの智慧の書からの引用を交え、「助けるってほんとは何だろう?」という問いかけを探っていく。本全体を通じて、瞑想者としての彼らの視点がいきている。
 
 

 

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